一目惚れから始まる恋

ジュンside~

カツの部屋の前につくと四人の笑い声が聞こえてきた

『たっだいまぁー』
ってなかにはいると
『おっ帰り~』

って皆そろって♪

やっぱり好きだなこの感じ
一人学校が違うのが寂しいけどこうやってまた会えるんだからまぁいいや


皆の制服が
学ランから
ブレザーに変わってすごく大人になった気がした

その中でもトキは、
ひときわ大人びて見えた

身長182センチは何を着てもやっぱりかっこいいな~

きっと高校でも、モテるよね…

『皆の制服姿…初めて見た…』
って言う私に

タクがやっぱり最初に
『俺が一番カッコいいやろ~』

私は笑って
『そうだね似合っとるよタク!!』

『ジュン俺に惚れんなよ(笑)』
って冗談でいってきたのはヤス

『はいはい!!ヤスには加奈子ちゃんがいるもんねー』

『ジュン俺らは高校でもモテモテだからな♪特にトキは』
って言うカツ

『やっぱり』
って私は苦笑いした

『えっ!?そうだったか!?』
ってトキは、不思議そう…

この人は中学の時からだけどけっこうそう言うのに鈍感なんだ…

『えって…お前マジでいってんの?新入生代表さんよー!!確りしてくれよ』
ってタク

苦笑いで
『てか、それで目立ったぐらいでそれほどでもないだろ~』
って一人納得してるようなトキ


きっとタクの言ったことが正しいだろう

あー妬ける…

悔しい…

一緒にいれない一年が…

トキが目立たないなんてできないのなら
その姿を私も見ていたい…

このとき私も皆と一緒の高校に行こうと決めたんだ…

< 80 / 86 >

この作品をシェア

pagetop