一心同体、おれぼっち。
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「じゃあ、俺が朝見たのもこのドッペルゲンガーなんだね?」
幻覚・幻聴だと思い込んでいた聖夜に、ざっと今までの経緯を話した。
驚いてはいたけど、案外すぐに理解してくれた我が弟。
やっぱり秀才というのは、理解力があるようだ。
「でもさぁ、ドッペルゲンガーって他人には見えないんじゃないの?」
『普通はそうだな。でも、俺みたいに存在が大きくなると誰にでも見える様になるんだぜ!』
ってことは、今日のアレはこいつのせいか…。
「翔和にぃ、美衣姉ちゃんとか秀也さんに伝えといた方がいいんじゃないかな?きっと混乱するよ?」
「あぁ。そうするわ。」
混乱を防ぐため、その場でメールを送った。