一心同体、おれぼっち。
2
「ちょっと!何なの、あのメール!」
美衣が机をバシバシ叩きながら怒鳴ってくる。
もちろん、教室中からは冷たい視線が………。
―――――デジャブだな、これ。
「いや、俺だって良く分かんねぇんだぜ?」
「分かんないって何よ!?くだらない冗談なら、ぶっ飛ばすからね!」
ぶっ飛ばすって言われてもよぉ…。
「その、ドッペルゲンガーさんは何処におんの?」
「翔和ちゃん、俺だけメール来るの遅かったけどぉ!?忘れてたのぉ!?親友ぢゃん!」
昊も騒ぎだしたおかげで、クラス委員から極寒の視線が……。
『いやぁ、ドッペルゲンガーの君たちもかなりうるさい奴らだよぉ。そっくりだなぁ。』
「「「「あ。」」」」