一心同体、おれぼっち。



やっとのことでたどり着いたのは、屋上。


昊のおかげでワイシャツ、切れちまうかと思ったわ!

可愛い顔して、怪力(?)という訳か…。

なかなか手強いな、こいつ。


「作戦ってなんなんだよ?」


「生き残るための作戦だよぉ!」


生き残るための、作戦、かぁ。


「おふたりさん、瞬足やなぁ。」


欠伸をしながら、秀也が後から来た。


瞬足というか、俺は昊に引きずられてたようなモンだけど。


「なんか、いいアイデアでも無いかな?」


「そもそも、どういう基準で生と死を決めんのか分かんねぇな。
あいつが普通のドッペルゲンガーに戻れば良くねーか?」


存在が大きくなり過ぎたなら、小さく戻せばいいぢゃん。





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