一心同体、おれぼっち。
「それは出来ひんな。」
秀也が答えた。
「それが出来るんなら、あいつだってそうしているはずだからな。
自分だって死ぬかもしれんのやから。」
“死にたくねぇな”という、あの時の奴の言葉が俺の脳をよぎった。
「まぁ、そんな美味い話はないって事か。」
だとしたら、俺はどうしたら良いんだよ。
あと6日でご愁傷さま、かもしれねぇのに。
「もう、運任せしかねぇかな。」
「いや、それだと翔和ちゃん不味いよ!」