殺し続ける
いつからだ…?
いつから妄想じゃないんだ…

俺は、足の震えを必死に押さえ込み、少女の家を飛び出した。

服にまで飛び散った血は、すれ違う人々の視線を集めた。

もう、今何時とかバイトとか、頭に一瞬浮かんだが、すぐに消えた。

俺は…
いつから妄想が
妄想ではなくなっていたのだろうか…

パトカーが何台か俺を抜き去った。
俺の行こうとしている場所にパトカーが向かっている。
直感で、そう判断した。
俺は全力で走った。

パトカーより先に…
たどりつきたい。

だが、俺が到着すると、もうパトカーが数台いた。
「ここの家の?」
警官が俺の顔を険しい顔で見てくる。
「…はい」
俺は、素直に答えた。
やはり…俺は…。
「近隣の方からの通報でね。この家から異臭がすると。」
警官の声は遠くから聞こえるようだった。
だが、警官は俺の目の前にいる。








「教えてください…」
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