殺し続ける
親は、寝ていた。
何も話さない。
動きもせずに眠りほうけている親の姿。
口を開けばグチグチグチグチと文句ばかりつけてくる。気にくわなければ殴る。
…だが、最近は、殴られても痛くない。
今考えてみると、不思議だ…もう麻痺しているのか…?
…。
どうでも良いか。
痛くないにこしたことはないからな。
俺はシャワーを浴びた。匂いが消えれば良い…
匂いと一緒に感情も無くなってしまえば…
まだ眠い
感覚も感情も俺の中にちゃんとある。
朝起きると親はまだ 寝ているようだった。
とても静かに感じる。
起きないうちに、この静かな空間のうちに、さっさと家を出よう。今日は学校から直行でバイトへ行くことにした。
学校終了時刻とバイト開始時刻の空き時間は結構あるのだが、家の中が妙に静かで居心地が悪い。変にそわそわする。
学校につくと、友人が声をかけてきた。
「おう。」
「はよー。…ん?」
友人が鼻をヒクヒクさせる。辺りの匂いを嗅いでいるのだ。
「あー…。酒臭いだろ?
昨日飲みすぎてさ」
俺は簡単な言い訳をした。飲むのと、かぶるのと匂いに差はあるだろうが、言い訳が他に考えられなかった。まさか頭からビール浴びましたとは言えない。
「酒?酒の匂いか?これ」
友人は俺の考えていなかった部分に疑問を投げかけてきた。友人の顔つきは、険しい。
「なんか生ゴミっていうか腐ったっていうかそんな匂いじゃねぇ?」
家のにおいかもしれないな…掃除してないしな…「失礼な奴だな〜。わかったよ今日風呂入るよ」
最近シャワーばかりだったからな。浴槽のフタをはぐった記憶が曖昧だ。
自分で自分の匂いを嗅いでみたが、ビール臭さしか解らなかった。
本気で体臭か…?それは困るな…。苦笑が漏れる。
学校を終えてバイト先にゆっくりと向かった。
バイトで、適度に疲れ、俺は帰宅した。
親は寝ていた。
何も話さない。
動きもせずに眠りほうけている親の姿。
口を開けばグチグチグチグチと文句ばかりつけてくる。気にくわなければ殴る。
…だが、最近は、殴られても痛くない。
今考えてみると、不思議だ…もう麻痺しているのか…?
…。
どうでも良いか。
痛くないにこしたことはないからな。
俺はシャワーを浴びた。匂いが消えれば良い…
匂いと一緒に感情も無くなってしまえば…
まだ眠い
感覚も感情も俺の中にちゃんとある。
朝起きると親はまだ 寝ているようだった。
とても静かに感じる。
起きないうちに、この静かな空間のうちに、さっさと家を出よう。今日は学校から直行でバイトへ行くことにした。
学校終了時刻とバイト開始時刻の空き時間は結構あるのだが、家の中が妙に静かで居心地が悪い。変にそわそわする。
学校につくと、友人が声をかけてきた。
「おう。」
「はよー。…ん?」
友人が鼻をヒクヒクさせる。辺りの匂いを嗅いでいるのだ。
「あー…。酒臭いだろ?
昨日飲みすぎてさ」
俺は簡単な言い訳をした。飲むのと、かぶるのと匂いに差はあるだろうが、言い訳が他に考えられなかった。まさか頭からビール浴びましたとは言えない。
「酒?酒の匂いか?これ」
友人は俺の考えていなかった部分に疑問を投げかけてきた。友人の顔つきは、険しい。
「なんか生ゴミっていうか腐ったっていうかそんな匂いじゃねぇ?」
家のにおいかもしれないな…掃除してないしな…「失礼な奴だな〜。わかったよ今日風呂入るよ」
最近シャワーばかりだったからな。浴槽のフタをはぐった記憶が曖昧だ。
自分で自分の匂いを嗅いでみたが、ビール臭さしか解らなかった。
本気で体臭か…?それは困るな…。苦笑が漏れる。
学校を終えてバイト先にゆっくりと向かった。
バイトで、適度に疲れ、俺は帰宅した。
親は寝ていた。