幼なじみと恋の予感?
「なんで泣いてたんだよ!」


「あのさぁー。

その、カノンって
私とケントがいとこって

知っての?」

里菜が俺に尋ねた。

「さぁー
言ったことないなぁ。

でもそんくらい学校では
知られ渡ってるんじゃねぇか?」


オレは別に里菜といとこってことを隠してない。

だから みんなも知っている。

「あのー

ケント?
カノンのことだから多分

知らないと思うよ!」

これはリンの声だ。

「たしかにカノンって

学校の噂とか耳に入るのみんなよりちょっと

遅いもんな!」


「「そんなこと

聞いてない!

カノンはね、あんたが浮気してると
思ってるのよ!

さっさと帰れタコがっ!」」

なんだよ。
そういうことかっ!

だがしかし、なんだこの二人のハモリ方は?

さすがお向かいさん!


「それ
ヤッベッ!

早く誤解とかねぇと。

二人ともサンキュー!」

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