幼なじみと恋の予感?
「はっ?


何言ってるんだよ!

そんなの嫌に決まって――「なんで?

ケントは里菜ちゃんが
好きなんでしょ!


昨日遊びに行くっていったのは里菜ちゃんとデートって意味じゃないの?


だから決心したの!」


カノンは泣いている!

「カノン黙って聞けよ。

オレと里菜は....いとこなんだ。」


オレは静かに言った。

カノンは泣くのは

やめて、顔を上げて
はっ?と小さく
言った。


「一回しか言わないから
聞いてね。」

オレはゆっくりカノンを
抱きしめた。


「オレの好きなやつは

とにかくアホで可愛い。

鈍感なのかしんねぇけど、
そんなお前にオレは小さい時から励まされてた。


だから守ろうと思った。

でもお前は
彼氏が出来た。

オレはてっきりカノンはオレのだから
どこにも行かないって

決めつけてた。

やっと手にいれたと

思っても、お前がいつ他の奴に行くかハラハラしてた。

小野に告白されてた時は

嫉妬で狂いそうだった。

オレは
嫉妬深くて、カッコつけてるふりをしてるけど

余裕がなくて、

でもお前だけは

手放したくない。」
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