運命のいたずら
クソガキとの出会い〜花蓮〜
昨夜は結構激しかった
自分でも驚くよ。うまかったし笑
そんなことは忘れて
とりあえず学校行かないと…
中学の時、両親が他界したからおばぁちゃんからの仕送りでがんばってやってる
つまり、一人暮らし。ボロアパートに必要な勉強道具と女子の必需品!
それと家具。まぁそんなとこ
朝ごはんは…コンビニで
制服きてとりま、薄くメイクして学校行きますか。
キーンコーンカーンコーン…
っ…やば!遅れる
猛ダッシュ…
痛っ…!!!!!!!!
玄関で派手に転んだ…嘘だろ…ちょーはずい
バン…!!
うげ…溝うちあたったけど
こいつなに!!
「う…いった…!てめぇっ!なにすんだこのくそあま!」
は??くそあま?こいつアホか…バカか!くそかww
「あっはははははwww」
やべ、笑っちゃった
っ…!なにこいつ、かっこいい…
びっくりした
顔整いすぎ…
ドラマ的な展開…ですかね…(白目
「てめぇっ!なに笑ってやがるんだよ!」
「あ、ごめんなさいっ」
とっさに逃げようとしたけど。案の定無理でした
腕、がっつり掴まれてます。
こ、これはもしや…ドラマ的な展開が…
なーんてバカなことあるわけないか。
とりあえず掴まれた腕振りほどかないと…
「お前名前は?」
お前って…何様だこのクソガキ!
「寺島花蓮です。あなたは?」
あなたは…w
自分で言っておきながらなかなかのセリフなんじゃないか?ww
「……寺島…なおと」
はぁぁぁ?!
寺島だと?この野郎。同じ名字とかすごく不愉快なんですが…
「花蓮、お前今なに思ったか当ててやろーか」
「当てれるもんなら当ててみろクソガキ!」
「なんで同じ名字なんだ?っていうのとなんでこんなにイケメンなんだ?っていうのじゃねぇの?」
くっそ。まじで当てると思わなかった
「……」
「図星か? 早く素直に謝ればこんなことにはならなかったんだぞ?それに…遅刻だけど?」
今、なんて…遅刻?!?!?!
「え、やば!失礼しました!!!!!」
クソガキのせいで初日から遅刻?!
本当あり得ない!
ガラガラっ!
「遅れてすいませんでしたっっっ!!」
クラス全員の視線…痛すぎる…
って…あれ?なんでクソガキがもういるの?は?え、瞬間移動?!
な訳ないよ…気のせい気のせい
「えっと、寺島の席はそこな」
指名された席に行くとそこは悪夢のようでした
「ようっ。くそあま」
無視しよう…
寺島同士だから隣…ですか…
神様仏様お父様…助けてください
その肝心な寺島なおとは爆睡中
先生は気にしてないみたいだけど
私の心の中破裂寸前っ!!
「お前らー入学式いくぞー」
「「はーい」」
「おい、寺島」
「え?私?」
「いや、なおとのほうだ」
「あ、はい」
ややこしくてむかつく!!!!!!!!!
「それと寺島花蓮」
まだなんかあるんですか…
「はい」
嫌な予感が…
「これから寺島なおとが寝たらお前、起こす係りな!」
え?
はぁぁぁ?!?!?!?!
「なんで、私…?」
「同じ名字だし、気が合うだろーって思って♪」
この先生…バカだ…
神様仏様お父様…助けてくださいっ!