セカンドデビュー【完】
「琴音は自分に真剣に取り組む気がないんだろ」
「そんなことないよ!」
「だってそうでしょー? 天才歌手の役が来たらどーすんの」
「来たって受からない。一回落ちた」

天才歌手で、暗殺者の役。
一度、ゴミ袋に捨てた雑誌とチラシの間から一枚だけ取り出して、見せた。
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