セカンドデビュー【完】
大場ユキトがその場を離れようとしない。
困ったので、とりあえず別の階へ連れて行く。
事務所の人間には、外で待っていてもらうことにする。

アヤさんはヒステリックになりやすい人だから、視界に入らない方がいい。

「大場さん、ちょっといいですか。ひとつだけ聞きたいことがあります」
「……なんでもどうぞ」
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