セカンドデビュー【完】
「疲れた? 少し早いけど帰ろうか」
「えっ……疲れてないよ、お土産屋とか見たいな」
「いいけど」

ここまで来たんだし、神社にお参りしようと倖太が言い出した。

「ここは芸能の神様なんだって」
「……僕のために?」
「オレのためでもあるけど。海に行きたいっていうから、ついでに調べたんだ」

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