セカンドデビュー【完】
「こんばんは、ミュージックタモレスーパーライブの時間です」

ちゃっかり横に並ぶ。

「今夜はトップバッターが少しだけ遅れまして、オープニングは彼が飾ってくれました。ある俳優さんのマネージャーさんです。皆さん、彼にもう一度盛大な拍手を!」

拍手を受け、倖太はハットを取って胸に当て、ペコリと頭を下げた。
どれだけ目立つんだ。
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