セカンドデビュー【完】
玄関をパタン、と閉めた途端に携帯が鳴る。
……水原プロモーションからだ。
「はい、橘です」
「こんばんは。水原プロモーションの水原アヤと申しますが、橘倖太様で、いらっしゃいますか?」
水原アヤだ。
ずいぶん連絡が早いな。
「はい、そうです」
「倖太くんね。明日、事務所に来てもらえる?」
「……明日、ですか?」
「午後3時に。来れる?」
「はい」
バイトがあるけど、断っておこう。
二次審査かな。
「何か必要なものはありますか」
「何もいらないわ。スーツで来てもらえるかしら」
「……はい」
……水原プロモーションからだ。
「はい、橘です」
「こんばんは。水原プロモーションの水原アヤと申しますが、橘倖太様で、いらっしゃいますか?」
水原アヤだ。
ずいぶん連絡が早いな。
「はい、そうです」
「倖太くんね。明日、事務所に来てもらえる?」
「……明日、ですか?」
「午後3時に。来れる?」
「はい」
バイトがあるけど、断っておこう。
二次審査かな。
「何か必要なものはありますか」
「何もいらないわ。スーツで来てもらえるかしら」
「……はい」