セカンドデビュー【完】
「彼女が死ななくちゃいけない理由なんてなかった。どうしてこんなことになったんでしょう」
「……さあなあ。犯人を捕まえて聞くとしよう」

都会とはいえ、公園の上はぽっかりと夜空が広がっている。
見上げると、ビルとマンションの間から月が見えた。

夜の公園に、着信音が響いた。
< 344 / 592 >

この作品をシェア

pagetop