セカンドデビュー【完】
倖太の手が僕自身を優しく包み込んで、せわしく動く。
以前、部屋で抱き合った時より、ずっと激しい。
身体も意識も、溶けてしまいそうな快感に流される。
もうムリ、と倖太の肩を押しても、動きを止めてくれない。

好きだよと囁く倖太の声をかすかに聞いて、僕は意識を失った。
< 364 / 592 >

この作品をシェア

pagetop