セカンドデビュー【完】
「琴音、起きてるのか?」
「うわ!」
「やっぱり起きてる。顔赤いぞ? 疲れた?」
「疲れたっていうか、その……、なんでもいいだろ!」
「なんだ、照れ隠しか。シャワー浴びてこいよ、汗かいただろ」

今日はこれからがメインイベントなんだから、とベッドから起こされる。

シャワーを浴びてバスローブに着替えると、窓際に倖太が椅子を寄せていた。テーブルの上にはルームサービスで頼んだらしいピザとジュースがあった

「花火大会始まるよ」
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