セカンドデビュー【完】
第6章 奥多摩湖
「急に呼び出すとか何か用?」
松本に呼び出されて、オレは近くのコンビニまでやってきた。
「解雇されたんだろ? ヒマ?」
「ヒマだけど」
「どっか行こう」
「……なんで? 別に友達じゃないんだけど」
「なんで? オレは友達みたいなもんだと思ってるけど」
お茶を二本と、アイスコーヒーを二本、松本はレジで会計をすませた。
「話をしたかったんだ。本当だよ?」
「何を?」
「橘のこと」
「……?」
テレビも週刊誌も見たよ、と松本は耳打ちした。
「暑いし、ドライブしよう。ま、乗りなよ」
松本に呼び出されて、オレは近くのコンビニまでやってきた。
「解雇されたんだろ? ヒマ?」
「ヒマだけど」
「どっか行こう」
「……なんで? 別に友達じゃないんだけど」
「なんで? オレは友達みたいなもんだと思ってるけど」
お茶を二本と、アイスコーヒーを二本、松本はレジで会計をすませた。
「話をしたかったんだ。本当だよ?」
「何を?」
「橘のこと」
「……?」
テレビも週刊誌も見たよ、と松本は耳打ちした。
「暑いし、ドライブしよう。ま、乗りなよ」