セカンドデビュー【完】
「それは恋だったんじゃないの?」
「どうだろう。女優さんっていう、物珍しさもあったし」

自殺を考えてた就職難民が、5分話しただけで就職できた。

「名刺をもらって、3日後には事務所に呼ばれてアヤさんのマネージャーになった」
「俳優になればよかったのに」
「芸能界にはもともと興味ないんだ」

「橘がこないだ特番に出てたろ。それで、ネットでアヤさんが犯人みたいに騒がれたけど、彼女はそんな人じゃない」
「オレもそう思う。ひとつ提案があるんだ」
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