セカンドデビュー【完】
「美香さんとは、別の作品で、一度仕事をしたことがあってね。その頃、美香さんはすでにトップアイドルで、
僕は駆け出しの、テレビ局のスタッフに過ぎなかった。ある日、撮影のほんの待ち時間に話をしたんだ」
「はい」
「映画監督になるのが夢だってね。そしたら、彼女、なんて言ったと思う?」
僕は駆け出しの、テレビ局のスタッフに過ぎなかった。ある日、撮影のほんの待ち時間に話をしたんだ」
「はい」
「映画監督になるのが夢だってね。そしたら、彼女、なんて言ったと思う?」