セカンドデビュー【完】
「賞金目当てのガセだったらさんざん掴まされてるんです。本当なら署まで来ていただいてもよろしいですか」
「おーいいとも」
「3年前に水原アヤを見たんですか」
「ああ。女優さんだからな。夜中に女優さんが川にいたらビックリするだろ」
確かにそうだ。
六郷橋周辺は都心からも少し離れている。
深夜に立ち寄るような場所とは思えない。
「ガラスの靴が落ちてたんだ」
「……えっ」
「金目のモノはなかったけどな。車の中をのぞいたら水原アヤが戻ってきて大声を出したから逃げたけどな」
ちょっと待って。
どうして。
ガラスの靴はどこに消えた?
ガラスの靴の話はテレビで言わなかった。
「……とりあえず、署まで来てもらっていいですか? 担当の刑事さんがいますから」
「そっか。一千万はいつもらえるんだ?」
「事件が解決してからです。それじゃあ行きましょうか」
「おーいいとも」
「3年前に水原アヤを見たんですか」
「ああ。女優さんだからな。夜中に女優さんが川にいたらビックリするだろ」
確かにそうだ。
六郷橋周辺は都心からも少し離れている。
深夜に立ち寄るような場所とは思えない。
「ガラスの靴が落ちてたんだ」
「……えっ」
「金目のモノはなかったけどな。車の中をのぞいたら水原アヤが戻ってきて大声を出したから逃げたけどな」
ちょっと待って。
どうして。
ガラスの靴はどこに消えた?
ガラスの靴の話はテレビで言わなかった。
「……とりあえず、署まで来てもらっていいですか? 担当の刑事さんがいますから」
「そっか。一千万はいつもらえるんだ?」
「事件が解決してからです。それじゃあ行きましょうか」