セカンドデビュー【完】
「カガさんは、君に、もう一度大人を、信じろと言った」
「……」
「本当はわかってるんだろ。君の一番身近な大人たちが、悪いコトしたって」
「……」
「やってしまったことは仕方ない。けど、間違いを正すことはできる」
「殺人の、犯行現場にあったと思われる指輪を隠してるんだ。君のお祖母さんも罪に問われる。これ以上、罪を重ねさせちゃいけない」
「僕が説得します」
「無駄だよ。君の説得でなんとかなるなら、自分の娘の罪を3年も隠しておくと思うのか」
「でも」
「少し待とう。お祖母さんにも決断する時間が必要だろうから」
「……」
「本当はわかってるんだろ。君の一番身近な大人たちが、悪いコトしたって」
「……」
「やってしまったことは仕方ない。けど、間違いを正すことはできる」
「殺人の、犯行現場にあったと思われる指輪を隠してるんだ。君のお祖母さんも罪に問われる。これ以上、罪を重ねさせちゃいけない」
「僕が説得します」
「無駄だよ。君の説得でなんとかなるなら、自分の娘の罪を3年も隠しておくと思うのか」
「でも」
「少し待とう。お祖母さんにも決断する時間が必要だろうから」