【Short】ooPLAYBOYoo
ジャリ…
亜美のヒールが公園の砂を踏み鳴らす。
私だって、太一には幸せになってもらいたいわよ…
自分だけ格好つけちゃってさ…
ジャリ…
「たい…ち?私そっち行ってるよ?」
太一は振り向いた。
でも、無言のままでまた後ろを向く。
「太一?」
また亜美の方を向く。
「いやあの…気づいてないのかと思って…」
絶対気づいてるのは分かってる。
でも…
クイクイ
太一の右手が私を呼んでる。
「おいで」