【Short】ooPLAYBOYoo
亜美が走って太一の所まで行くと、太一はいきなり亜美を両手で抱き上げた。
「きゃっ!?太一、なにすんの?」
「亜美…、来てくれて良かった…これ…」
ぎゅうと抱きしめていた手を放して、太一は握っていた拳を開いてみせた。
太一の手のひらで輝くそれは…
エンゲージリング…──
「太一…」
亜美は驚きの目でそれを見つめた。
「亜美…もう放さないっ!!」
「な!?太一放してっ!!」
「亜美は放してほしいの?」
…そんなの決まってるじゃない。
「い~や!放さないでっ」