空になった君を
第3章 好き
次の日一人での登校もだいぶ慣れてきた。



何時もの道を歩いていたら、



「え………………」



そこには楽しそうに話しいる男女2人がいた。2人はまるでカップルのように見えた。




けど男の人は、



「りょう…た?」



私の中で何かが崩れた。



久しぶりに見たその笑顔は私に向けられたものじゃなくてその人に向けられたもの。



私、捨てられたの?



私のこと嫌いになったの?
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