空になった君を
「ふふっ、私…重たい女だよね。嫉妬深いし、迷惑だよ本当。
だから涼太が私を好きじゃないなら私は諦める。
涼太が私じゃない人を選ぶなら私はその恋を応援する。涼太幸せになってね?
ひと時の恋を……ありがと」



私は屋上を出た。



これでいいんだよね?



涼太はそのあと追いかけては来なかった。




それってもぉ私を好きじゃないからでしょ?


私じゃないもっと大切な人がいるんだよね?



幸せになってね?




私の幸せは涼太の幸せだから。
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