空になった君を
「何ぼーっとしてんだ?」


「え、いや、なんでもありません」



もぉあたしったら!



「お前行きたいとことがない?」


「え?行きたいところですか?」


「あぁ、付き合ってもらったし。
どっか行きたい場所あるなら行くけど?」



「水族館…がいいかなぁ
あ、や、先輩がもしいいならの話ですから!」



「水族館かぁ、いくかっ」



そして先輩はどんどん道を歩いていく。

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