空になった君を
「あの!」「なぁ」


先輩と声が重なった。


「あ、先輩先にどうぞ」



「いや、お前から言えよ」


「じゃぁ、言いますけど………。あの!この関係終わりにしませんか?」



「え?」



「だって、おかしいじゃないですか。先輩には大切な人がいるのに私なんかといて。その人も先輩といたいと思ってるはずです!先輩はその人のそばにいてあげてください!さよなら」



公園からでようとすると腕を掴まれた。



「おい!まてよ!大切な人ってなんだよ!そばにいてあげろって誰にだよ!」



「そんなの決まってるじゃないですか!彼女さんいるんですよね?!なんで一緒にいてあげないんですか!」



「は?」


え?私まちがってないよね?
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