空になった君を
「だ、だって先輩前にショッピングモールでバッグかったじゃないですか!あれって彼女さんのでしょ?」


「あーあれ妹の」



「…………へ?」



妹?



「誕生日にあのバッグ欲しい欲しい言うから買ってやったんだよ」


「え?そうなの?」



「何お前。彼女いると思ってたわけ?」



「思ってました…」


でも、いないとわかるとなぜか安心した。私先輩のこと好きなのかな?



「でも、好きなやつはいる」


「そ、そうなんですか」


なんだ、いるじゃん。
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