空になった君を
「美空は俺のこと好きって言ってるけど美空は俺を男として見てるか?恋愛感情での好きか?」
亜美とおんなじこと言ってる。
「好きだよ?大好きだよ?ずっとそばにいて欲しいって思ってるよ?離れたくないよ!」
「いや、美空の好きは俺の好きと違う!
美空、お前は俺をお父さんみたいに思ってる。美空は、いなくなったお父さんのかわりと思ってる」
「違う!そんなこと思ってない!」
「思ってる!キスを拒むのは男を見せられるのが怖いからだ!美空は何処かでお父さんの代わりを探してる。だから、自分が心許せる人にはずっとそばにいて欲しいと思う」