空になった君を
そんな…



涙が出てきた。


今までこれが恋だと思ってた。
でも、これは私の勘違い。


私は何処かでお父さんの代わりを探してる。


お父さんみたいに癒してくれる存在を探してる。




「2週間…」


私はそのとき決めた。


「え?」


「涼太、2週間だけ待って!その間に涼太を恋愛感情で好きにならなかったら、私、涼太を諦める」



「……………」


涼太は口を開けたまま、何も反応をしない。


「でも!全然好きになるから!私、涼太を一人の男の人として見れるように頑張るから!それで、お父さんのこと忘れるよ」
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