空になった君を
涼太はそれを聞くと頷いて、私を抱きしめた。
「無理にお父さんのことは忘れなくていい。俺も美空に好きになってもらえるよう、頑張る」
そして、涼太とは一旦距離を置くことになった。
次の日、いつもなら迎えにくる涼太も今日から来ない。
はぁ…なんかさみしいなぁ。
学校について亜美に涼太と距離を置いていることを話した。
「へぇ〜、距離置いたんだぁ。でも、これからだからね?なんかクラスの人たちにも美空たちが別れたって噂広まってるよ?」