好きじゃない。
「さ…さんにん、です。」

騒いでいた2人は途端に静かになり、顔を見合わせた。

ポニーテールの女子『真子』はれっきとしたドヤ顔を乙女女子『梨華』に向けた。

「ほらね、梨華より多い訳ないじゃん。」

梨華はぷぅっと頬を膨らませた。

「ていうか花音里、あたしと人数同じじゃん!仲間だねーっ☆」

真子はそう言って、花音里の隣に移動する。

「え、まってよ梨華は~!?」

ジタバタする梨華に、大人しめの女子『花音里』は思わずクスリと笑ってしまったのであった。


< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop