復讐するはあたしにあり
三人でそんな事を話しながら、一緒に歩いていると、ようやく図書館が見えてきた。

そのまま、中へと入り、席を確保する。

そうして、さっそく僕達はそれぞれの勉強にとりかかった。

僕は卒論の執筆、千秋達は語学の予復習だ。

やがて、陽子ちゃん、千秋と次々に勉強を終えて、帰っていく。

全くまだ一年生がうらやましいな。

そんな事を考えながら、淡々と卒論を書き進めていく。

やがて、午後6時をすぎ、陽も傾きかけた頃・・・。

僕も、ようやく、卒論を締め切りまでにまにあわせるめどが立つと、帰り支度を始めた。

今日は、これから家に帰って、明日の要塞島への心霊スポットツアーの準備もしなければなら

ない。

全くいそがしいな。

そんな事を考えながら、出口にむかって急ぐ。
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