続》スウィートレッスン

「そんなの…あたしにも わからないよ」


───ポタ…ポタ…


あぁ また 俺がヒナを泣かせた。


大粒の涙がヒナの瞳から流れ出していき…


シーツに悲しい水玉模様が広がる。



とにかく全部 俺が悪い。



「…ゴメン。ヒナがいいって言ってくれるまで、絶対にキスしないって誓う!でも せめて…おでこにでもいいから キスさせてくんない?」


それでも ヒナに触れたい俺は


最後にカッコ悪いお願いをした。
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