続》スウィートレッスン
「今度 その人がヒナに何か言ってきたら、わたしが代わりに言い返してあげるっ!」
美琴が自分がいるから…『もう大丈夫』だと言うかのように、あたしの肩を強く掴み
「…み…こ…と」
それに ちょっと感動した。
「ヒナは もう黙って帰って来ちゃダメだよ。今はヒナが先生の彼女なんだからねっ!」
「……うん」
ダイちゃんが どんなに自分のことを大事に想ってくれているのか…小さな頃からわかっているハズなのに…
───どこかで感じる不安。
今さらだけど、ダイちゃんの昔の彼女のことって聞いたことがなかった。
ダイちゃん…あんなに綺麗な顔をしてるんだもん。
今まで彼女が何人いても、全然不思議じゃない。
ううん…いなかった方が むしろ問題だし。
だけど あたしはダイちゃんしか知らないから、いろいろ心配になる。