続》スウィートレッスン
それを感じながら、ゆっくりと瞼を開けると
「よし 今日はここまで!」
ダイちゃんが嬉しそうに笑って、何回も…何回も頭を撫でてくれた。
「ダ…イちゃん」
「本当は早くここにキスしたいけど、1番大事なのは…ヒナの気持ちだから」
あたしの唇のちょうど下のところに人差し指をあてて言ってくれた…ダイちゃんの優しい気持ち。
一瞬にして…自分の胸の中が温かくなったのを感じると、あたしは ダイちゃんの胸に力いっぱいしがみついた。
「ダイちゃんっ!!」
「どうしたんだよ…急に」
好きだけど、気持ちが追いつかない時もある。
だけど…誰よりも1番ダイちゃんのことが大好きだから。
また キスできるようになる。
温かい胸の中で…そう思った。