続》スウィートレッスン
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あの電話から…1時間後、あたしはダイちゃんのところへ行った。
「着いちゃった」
いつもは嬉しさいっぱいで押す…チャイムが、今日は そのボタンを押すのが かなり憂鬱だった。
───ピンポーン
「えっ 早くないっ!?」
チャイムの音が鳴ったとほぼ同時に
玄関のドアが開き、ダイちゃんが満開の笑顔で出迎えてくれた。
「ヒナ おはよ!」
いつもは まだボーッとしているのに、今日は どうしちゃったの?
ダイちゃんの綺麗な瞳がパッチリ開いている。