続》スウィートレッスン
先生があたしの隣のブランコに座った。
でも 先生は 何も言わない。
ただ前を見つめて…時々 地面を足で蹴ってブランコを揺らしているだけだった。
どうして 先生は 何も聞かないの?
キィーッ キィーッ…
聞こえてくるのは古いブランコの寂しい音だけ。
その音を聞きながら、また思い出す…大好きな人のこと。
しばらくすると…あたしの目にまた涙が姿を現した。
「ふぇ……ぅ…っ…」
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