続》スウィートレッスン
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その夜、突如 開催された美樹の歓迎会。
ヒナに『帰りが遅くなる』とメールをして、俺も参加した。
場所は ちょうど2ヵ月前、自分の歓迎会を開いてくれた場所と同じ…駅前のビルの地下にある居酒屋。
「高瀬先生 もっと飲まなきゃ!お酒強いんでしょ?」
美樹の隣で あのエロ教頭がビール瓶を持って彼女に酒を勧めている。
「すみません。強そうに見えるって よく言われるんですけど、わたし…実は全く飲めないんです」
「嘘ついちゃって…本当は強いクセに」
完全に酔ってるな…教頭のヤツ。
美樹の肩に手を回し、周りも見るに見かねる状況だ。
でも 俺の歓迎会の時もそうだったけど…
この学校の先生たちは、誰かの歓迎会なんてことは頭になく、みんな好き勝手に飲んでいるだけ。
だから 教頭が 暴走しはじめても、誰も そんな状況には気付くこともなく、ただ 自分たちだけで盛り上がっていた。