続》スウィートレッスン
気持ちよさそうな寝顔を見ていると
『大地は 一晩中 わたしが見てるわ』
腕組みをしている彼女が 背後にいて、また あたしの顔を見て口角を緩める。
何がそんなにおかしいの?
悔しかったけど、何も言わず あたしは そのまま部屋を後にした。
『……グ…スッ』
外に出た途端…溢れ出てきた涙。
彼女の前では、絶対に泣きたくなかった。
だけど 何も言い返すことができなかった。
そんな自分にも腹が立って…胸の中は ぐちゃぐちゃ。
ダイちゃんは あたしのことを
────本当に好き?