続》スウィートレッスン
それから 家に帰るなり、真っ暗な部屋の中で
ベッドの上で膝を抱え…しばらく泣いた。
それは ダイちゃんと付き合ってから はじめて流した悲しい涙で
ダイちゃんのことが、一瞬にしてわからなくなった。
『まだ あの人と一緒にいるの?』
2人が一緒にいるところを想像しただけで、胸が痛くなって…どうにかなりそう。
ダイちゃんの気持ちも……
自分の存在の意味も、何もかも見えなくなった。
───あのキスは なに?
あたしは大好きな人とじゃなきゃ…キスできない。
キスって 大好きな人とするもんじゃないの?