【短】ばいばい
翌日
終電が過ぎていたから元樹は奈美が住む家に泊まった
奈美が申し訳なさそうに元樹に謝る
「昨日はごめんね。」
「いいよ。寂しいのは仕方ないだろ。」
「ミサキはよく許したね。デート中だったのに。」
「泣いている奈美を放っておけないからな。」
「それは嬉しい~♪でも昨日はミサキの誕生日だったでしょ?」
「は?」
元樹は奈美の言葉に目を見開かせた
昨日ミサキが買っていたケーキはまさか…
「またな、奈美!」
元樹はミサキの元へと駆け出した
(ミサキ……!!)