【短】ばいばい


マンションに着いたが人の気配を感じないことに元樹は胸騒ぎがした
このまま何もないといいが……
そう思っている時にリビングの机の上に手紙があり、おそるおそると手紙を開ける


――――――――――


とても寂しくなったので親元に帰ります
放って置けない奈美さんと末永く御幸せに

さようなら


ミサキ


――――――――――

手紙の側に元樹の分だと思われるケーキがあったことに気付いたが一本の果物ナイフが刺さっていたことに元樹は青ざめた
せっかくのチャンスを自ら捨ててしまったことに


それにミサキの実家が何処か幼馴染みだけども分からない

元樹はミサキが見つかるまで悔やむ日々を送ることになった


< 6 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop