愛しのパシリくん



次の日。






その日の授業は、図書室を利用してレポートを作成するのが課題だった。







「あー!!めんどくさっ!!」




隣で、レポート用紙に落書きをする奈々。






そんな奈々を横目で見ながら、伊藤のことを考えていた。







―…ヒントは






真っ赤なバラの花束。








伊藤には、悪いけど全く分からない。










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