愛しのパシリくん
伊藤はすごいね。
動作や発言で
私を真っ赤にさせたり
喜ばせたり出来るんだ。
でも、そんな伊藤が大好きなんだよ。
「あ、バラの花言葉はもう一つあるんだ。」
「え…何?」
伊藤は、私の手をギュッと握ると
「『あなたのすべてが美しい』」
そう言って笑った。
私を落とした
私が大好きな
あの笑顔で。
「…伊藤のバカ///」
「姫可ちゃん、可愛い♪」
―…お嬢様とパシリの関係は、もう終わり。
これからは、彼氏と彼女の関係ってことで。
◇end◇
→おまけが続きます。