愛しのパシリくん



謝っても、なかなか怒りがおさまらない成瀬姫可先輩。







とっさにオレの口から出た言葉は――…




「何でもしますから!!」






すると、目を光らせた姫は―…






オレにパシリになるように命令。







最初は、嫌で嫌でたまらなかった。








だけど、この時から






オレは恋に落ちてたんだ。








この、自分勝手なお姫様に。










今ではその姫は、オレの隣で笑ってる。








―……オレだけのお姫様。








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