Holy-Kiss~我が愛しき真夜中の女神達へ~【吸血鬼伝説】
「あ……ん……
………止めないで……」
鋭い「拒否」に。
今まで、肌の手触りを楽しんでいた手を止めると、腕の中の女は、甘く抗議した。
「……もっと……
……して?
……触ってよ……残月……」
女は。
……しばし『花連(かれん)』という自分の名前を忘れて、ただの娼婦に身を落とす。
獣のように俺と後ろからつながった腰を妖しく振って。
意識がそれた俺を誘った。
……俺が動くと、花連は、嬉しそうに啼く。
「あっ、あっ、あん……」
………やめてぇぇぇ……
残月! 残月! 助けて……!
……!
遠くの叫び声は。
とても、落ち着いて聞いていられるような、シロモノじゃない。
俺は、ため息をつくと、抱いている目の前の女から身体を離した。
………止めないで……」
鋭い「拒否」に。
今まで、肌の手触りを楽しんでいた手を止めると、腕の中の女は、甘く抗議した。
「……もっと……
……して?
……触ってよ……残月……」
女は。
……しばし『花連(かれん)』という自分の名前を忘れて、ただの娼婦に身を落とす。
獣のように俺と後ろからつながった腰を妖しく振って。
意識がそれた俺を誘った。
……俺が動くと、花連は、嬉しそうに啼く。
「あっ、あっ、あん……」
………やめてぇぇぇ……
残月! 残月! 助けて……!
……!
遠くの叫び声は。
とても、落ち着いて聞いていられるような、シロモノじゃない。
俺は、ため息をつくと、抱いている目の前の女から身体を離した。