チョコレートとキス
キスタイム

放課後キスから



二月十四日の放課後



授業が終わり、誰もいなくなった教室



雪初の十倍返しはまだ続いていた



「雪初?」


「なぁに?月歌。」


私はそろそろ恥ずかしさで死ねるかもしれない


授業が終わり、皆が帰ってから今まで

ずっと雪初が後ろから抱き付いているからだ




「なぁに、嫌なわけ?

でも、放してあーげないっ。」



「っ/////。意地悪っ。」



キッっと雪初を睨みつける


ことは出来ず・・・・。



恥ずかしくて俯いた




「っ、たく・・・。

お前が誘ったんだからな。」



不意に顎先に雪初の手が滑った


顎先を捕まえられたまま、雪初に唇を塞がれる



啄ばむようにキスをされドクンッドクンッと

鼓動が速くなるのが分かった

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